1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | R | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
夙川レオポンズ | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
宮っ子 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2x | 3 |
順 | 守備 | 選手名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 得 | 打 | 盗 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
犠打/出塁/安打/打点有 | |||||||||||||
1 | (捕) | 国本 | 四球 | 遊ゴ | ・・・ | ・・・ | 三振 | ・・・ | 三安 | ・・・ | 0 | 0 | 1 |
2 | (中) | 厚地 | 遊安 | ・・・ | 三振 | ・・・ | 投ゴ | ・・・ | 三ゴ | ・・・ | 1 | 0 | 0 |
3 | (投) | 高取 | 投ゴ | ・・・ | 中2 | ・・・ | ニゴ | ・・・ | ・・・ | 二飛 | 0 | 0 | 0 |
4 | (一) | 福元 | 四球 | ・・・ | 遊飛 | ・・・ | ・・・ | 左安 | ・・・ | 左安 | 1 | 0 | 0 |
5 | (左) | 田渕 | 三ゴ | ・・・ | 三ゴ | ・・・ | ・・・ | 投邪飛 | ・・・ | 左本 | 1 | 2 | 0 |
6 | (二) | 末冨 | 三失 | ・・・ | ・・・ | 遊飛 | ・・・ | ・・・ | ・・・ | ・・・ | 0 | 0 | 0 |
二 | 西村泰 | ・・・ | ・・・ | ・・・ | ・・・ | ・・・ | 三振 | ・・・ | ・・・ | 0 | 0 | 0 | |
7 | (遊) | 小松野 | 三ゴ | ・・・ | ・・・ | 左安 | ・・・ | 投ゴ | ・・・ | ・・・ | 0 | 0 | 1 |
8 | (右) | 泉 | ・・・ | 中飛 | ・・・ | 三振 | ・・・ | ・・・ | ・・・ | ・・・ | 0 | 0 | 0 |
右 | 中田 | ・・・ | ・・・ | ・・・ | ・・・ | ・・・ | ・・・ | 三ゴ | ・・・ | 0 | 0 | 0 | |
9 | (三) | 今川 | ・・・ | 投飛 | ・・・ | 三振 | ・・・ | ・・・ | 左飛 | ・・・ | 0 | 0 | 0 |
選手名 | 通算成績 | 勝 敗 H S |
投 球 回 |
打 者 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
奪 三 振 |
与 四 死 球 |
暴 投 |
失 点 |
自 責 点 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
高取 | 4勝1敗 | ○ | 8 | 30 | 5 | 0 | 6 | 4 | 0 | 1 | 1 |
ようやく3戦目にして、西宮野球協会のトップリーグA級所属の夙川レオポンズから金星を挙げられた。あの悪夢の第2戦、鼻魔神の乱から1年越しの雪辱。しかも初勝利に加え、試合内容も制限時間一杯延長8回サヨナラホームランと劇的。練習試合やったけど今年のベストゲームで間違いないやろ。また、夙川レオポンズとの通算成績もこれで1勝1敗1分けのイーブン。今年の序盤に喪失しかけた自信を回復させるには余りある好ゲームであり、「宮っ子もまだまだやれるやん」と思わせるにも十分な一戦やった。次はこの勝利をどうやって公式戦に繋げていくか。言うても今年は現時点で勝ち点2なんで。
さて試合は、序盤タツの調子が上がらず、腕は触れない、ボールは走らないでヤバイんちゃうと思ったけど、幸いコントロールと変化球は安定してたんで、1、2、3回は打たせて取るピッチングで零に抑えていく。逆に攻撃では、相手投手の制球が定まらない初回にチャンスを作り、併殺崩れで先制。この先制点は形はどうであれ試合展開、精神的に大きな意味を持つ1点やった。3回ぐらいからはタツも尻上がりに調子を上げ、4回には同点打を許したものの、5、6回には1ヶ月前と同じく直球でグイグイと押していく本来のピッチングスタイルに戻る。終盤、疲れの見えた7、8回はクニのプレーがタツを支えた。特に7回は、まず無死二塁の場面で、バントの構えでリードオフが大きくなった二塁走者を牽制で刺し、続く一死一塁の場面では、エンドランを完全に読みきり、外角へボール球を要求して盗塁を阻止。これぞ捕手という好プレーを連発させた。
でも、何と言ってもこの試合のハイライトはこの回で時間切れと告げられて迎えた8回裏、まずリュウがもう少しで本塁打という大ファールのあとも、よく集中を切らさずにレフト前ヒット、外野がその打球処理をもたつく間に二塁を陥れチャンスを作る。そして打席にはここまでチャンスで結果を出せていなかったタブッチャン。気持ちとしては進塁打を考えて消極的になっても可笑しくない場面。しかしさすがは5番を任せられた男、迷いはなかった。相手投手が投じた初球のカーブに巧くタメを作ると渾身のフルスイング、打球は物凄い勢いで左中間方向へ飛んでいき、レフト、センターが途中で打球を追うのを諦める余裕のフェンスオーバー、これ以上ない最高の結果でベンチの期待に応えた。最後はメンバー全員でヒーローのホームインをお出迎え。手荒な歓迎で試合を締めくくった。
それにしても今年の鳴南組は凄すぎ。チャンスを生み出すリュウ、繋ぎのカモ、勝負強いタブッチャン。どないなってんねん。もしかしてドーピングか?
No.19 田渕
☆評価ポイント・・・文句なしやろ
文=栗山秀樹