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本紙記者の目

試合中ずっとサトル調子ええなあと思っとったけど、５回２死までノーヒットやってんな、そらテンポええはずやわ。そう考えたらホンマ６回だけやってんけど、２死からレフトオーバーの二塁打で同点にされたと思ったやつがエンツーやって、ランナーが戻されてギリギリ１点差リードを保てたときは、まだこっちに流れがある思うてんけど。そのあとの逆転になったんも打ち取ってたし、あと少し、手前か伸びてたらショートフライかレフトフライやねん、それかもっと綺麗に打たれとったらセンカンドランナー還られへんかったかもしれんし、まぁでも相手はあのへんの勝負強さも含めて去年の勝ち点ダントツ１位やったんやろうけど、チームの調子がライブドア株並みに乱高下する宮っ子が見習わなあかん点。６回裏は、たった１つのアウトの難しさがちょっと高校野球っぽかった。

バックもタイチを筆頭に良かったで、６回のタブッチャンがスライディングして小フライ捕ったときなんか「自分現役なん？」って思わせるぐらい動きがキレてた。エラーの数自体は普通にあったけど変なのが少なかったって印象。攻めた結果がエラーになったって感じ、カモのは・・・イマチャンとここ何年も見てない綺麗なエンドラン決めたから、見なかったことにする。ニシゴンのは・・・その前に、これまた綺麗な４−６−３完成させてるから、同じく見なかったことにする。兎に角、何でかはよう分からんけどマッサが来た試合は守備が全体的に締まる。何かしらの影響があるやろな、もしかしてこれが扇の要っちゅうやつか！！でも、打つ方は・・・まぁまぁまぁまぁ、言うても勘取り戻したら何とかしてくれるはず、やんな？

最後に、監督にはプレーでもチームを引っ張って貰いたいッス、最近のリュウは自信なさすぎッス。鳴南時代の黄金バッテリー田渕先生に聞けば、きっとこう言うはずッス。「彼はやればできる子」って。

独断で選ぶMan of the match

No.29  蔵光
☆評価ポイント・・・安定した守備と打撃

文＝栗山秀樹